NATOのAtlantic Resolve作戦の枠内でアリゾナ州のムーディ米空軍基地から欧州へA-10襲撃機が12機送られるという。既に10機がルーマニアとチェコに送られた。同機種は無用の長物となっており、退役させれば40億ドルが節約できると軍は主張したが、議会上院はこれを聞き入れず、新たな使途を見つける必要があった。空軍司令部によれば、地上軍の上空支援は他の機種でも出来るのである。
ワシントンでは、現時点でイラク・アフガンを経験した襲撃機に代わるものはない、との考えが優勢である。議会下院は「昔の」A-10機を保有するために6億8300万ドルを計上した2016年予算を承認している。