ダライ・ラマ「私は今もマルクス主義者」

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ダライ・ラマ「私は今もマルクス主義者」 - Sputnik 日本
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ノーベル平和賞受賞者で世界で最も著名な宗教活動家の1人、ダライ・ラマ14世は、ドキュメンタリーチャンネルRTに出演し、米国のブロードキャスター、ラリー・キング氏のインタビューに応じた中で「なぜあなたは社会主義の信奉者なのか、女性はどのように世界を救えるか」といった質問に答えた。

ダライ・ラマは、インタビューの中でまず、あらゆる人々に対し、通常の生活の中だけでなくバーチャル空間でも思いやりを示すよう訴えた。

インタビューの中で彼は、次のように述べたー

「思いやりや同情心があれば、長生きの助けになる。ある医師達は、絶えず悪意を持っていたり恐れを感じていると、人間の身体は滅びてしまうと言っている。それゆえ私は時に冗談めかして『穏やかな心は、健康を強化する。私の顔をごらんなさい!」と言うのだ。

「私は夕食を取らず、毎日5時間瞑想をする。

ここで白状すれば、実は私はマルクス主義者なのだ。これまでずっとそうだった。社会主義の概念そのものは、私に感嘆を呼び起こす。」

ダライ・ラマは、話の中で思いやりや同情、憐れみといったことに何度も触れ、さらに次のように続けたー

「大きな権力は、女性のもとにあるべきだ。なぜなら彼女達は、人を思いやる能力を持っているからだ。つまり、世界的な規模で暴力のレベルを下げる事ができる。学者によれば、女性は、男性よりも他人の痛みをより鋭く感じているという。

それゆえ、もし今よりもっと多くの女性が責任のあるポストにつくならば、恐らく世界から暴力はもっと少なくなるだろう。

また教育面で言えば、幼稚園や学校そして大学に、精神的価値観についての授業を加えるべきだ。現在存在している教育は、余りにも物質的な価値観に向き過ぎている。子供達には、我々の意識や感情の整え方を説く必要がある。」

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