プラユット首相は、「監視カメラに容疑者とみられる人物が映っていた。しかしまだ確かではない。我々はこの男を探している」と述べた。AFP通信が伝えた。
また首相は容疑者について、恐らく「タイ北西部を拠点とする反政府グループ」のメンバーとみられると発表した。
AFP通信によると、テロでは21人が死亡した。また内務省の発表によると、負傷者は123人となっている。
タイの首都バンコク中心部のチャプラソン交差点付近で17日18時56分(モスクワ時間17日14時56分)に爆弾が爆発した。現場はビジネス街で、観光客も大勢訪れる場所だった。 爆弾は遠隔操作で起爆するもので、使用されたのはTNT爆薬だとみられている。爆弾は、ショッピングモール「アマリン・プラザ」やホテル「グランド・ハイアット・エラワン」の近くにあるヒンドゥー教の神が祭られている「エラワン廟」の近くに仕掛けられた。当時、中国、シンガポール、台湾などからの観光客で賑わっており、大勢の外国人が負傷した。