「黄金の環」はモスクワ北東近郊にある観光都市群の名称である。「黄金の環」の古代な都市はロシア史の最も重要な事件の記憶を保つ。この都市はロシア建築術の野外美術館で有名である。

「黄金の環」とは正式的なリストではなくて、普通はウラジーミル、スーズダリ、セルギエフポサード、ヤロスラブリなどを含まれている。

「黄金の環」の都市が観光地として喧伝されるようになったのはソ連時代の1974年のことである。ソ連崩壊後も外国人向けの観光地として整備が進められている。

ロストフ・ヴェリーキー(大ロストフ)はロシアの最も古代な都市の一つである。モスクワから北東へ225キロヤロスラヴリ州にある。
写真:スパソ ・ヤコヴレフスキー 修道院、ロストフ
写真:スパソ ・ヤコヴレフスキー 修道院、ロストフ

ロストフ・クレムリンの光景。

コストロマはモスクワから344キロ離れて古代な都市である。1152年に大公ユーリー・ドルゴルーキーにより建設されたと伝えられる。

コストロマの火の見塔(1825年-1828年)。

ペレスラヴリ・ザレスキーの全景。

至聖三者聖セルギイ大修道院はロシア正教会において最も重要な修道院のひとつであり、その精神的な支柱ともいうべき位置にある。1345年、ラドネジの克肖者聖セルギイにより至聖三者(三位一体)を記憶した聖堂が建てられ、これが修道院の起源となる。

至聖三者聖セルギイ大修道院は1993年にユネスコの世界遺産リストに登録された。

ヤロスラヴリは「黄金の環」のみやこと呼ばれる。この都市はヤロスラフ賢公で1010年に創始されたと思われている。

12世紀に創始された救世主顕栄(スパソ・プレオブラジェンスキー)修道院はヤロスラヴリの一番有名な建造物である。

ウラジーミルはロシア史の最大重要な都市の一つである。ウラジーミル・スーズダリ大公国の首都として栄えた。
写真:ウラジーミルのゴールデン・ゲート。
写真:ウラジーミルのゴールデン・ゲート。

スーズダリは、古代から中世期の教会、修道院などの建築を多数保有する観光都市である。1992年「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」はユネスコの世界遺産に登録された。

スーズダリには高い建物を建築することは禁止されている。
