局長は、「パルミラの発展と歴史に偉大な貢献をしたこのような学者が斬首されたと想像するのは困難だ」と語った。テレビ「アル・アラビヤ」が報じた。
82歳で命を落としたアスアド氏は、50年間をパルミラ遺跡の調査に捧げた。アスアド氏は、このパルミラ遺跡をテーマにした学術論文で名声を獲得し、この数十年間は、米国、フランス、ドイツ、スイスの考古学隊と一度ならず協力していた。ケリム局長によると、アスアド氏は約1ヶ月前にISに拘束された。
パルミラは5月末にISに占拠された。その後メディアは、ISがパルミラに地雷を敷設したと情報を報じた。7月初旬には、ISがパルミラ博物館の入口付近に置かれていた約2000年前につくられた「ライオン像」など数々の遺跡を破壊したと報じられた。