北朝鮮の「ノドン」新聞に21日発表された最高司令部の声明には、韓国の軍人は「木曜夜、戦線の中央西セクターで朝鮮民主主義人民共和国に対する、さらなる深刻な煽動を行なった」と書かれた。
声明には、韓国軍人らは「無分別な行為に出て、朝鮮人民軍が南の方角に1発の銃撃を行なったという馬鹿げた口実のもとに、朝鮮人民軍の人民警察の詰め所に36発の砲撃を行なった」と書かれている。
「煽動の過程で犠牲者は出ていない」と強調されている。声明からは、8月20日、攻撃を受けて、朝鮮労働党の中央軍事委員会の緊急拡大会議が行なわれた事が読み取れる。
朝鮮人民軍最高司令部はまた、最後通告への韓国側の反応を注意深く負っている。北朝鮮軍参謀本部は、韓国側が48時間が経過しても南北の軍事境界線付近でのプロパガンダ活動用の設備を撤去しなかった場合、北朝鮮は「深刻な軍事手段」をとるとする声明を表している。
21日、北朝鮮軍は完全な戦闘準備体制をとったことが明らかにされている。