「私はオホーツク海の大陸棚におけるロシアの国境を画定する文書に署名した。これにより、膨大な資源、膨大なエネルギーが眠るこの陸棚を開発できるようになる」。土曜、クリル諸島のイトゥルプ島における青年フォーラム「イトゥルプ」で、メドヴェージェフ首相が述べた。
この文書は日本を含む諸隣国の同意を得て、大陸棚の境界に関する諮問委員会の承認を受けたものだという。
「この結果、我々の陸棚の面積は5万平方km以上増加した。素晴らしいことだ」とメドヴェージェフ首相。
ロシアは2013年、オホーツク海の大陸棚に関する申請を全て済ませた。それに先立っては、ロシアの申請に学術的な根拠が十全に備わっていることを示す、多年にわたる準備作業があった。あわせて、日本との長期の協議も行われた。
2014年、委員会はロシアの申請を承認した。結果、ロシアは、オホーツク海中央部の陸棚、面積にして5万平方kmあまりを取得した。