これに先立ち南北朝鮮の代表は、すでに2+2のフォーマットでの会談を行った。話し合いは、深夜まで10時間以上続いた。双方は、自分達の立場を主張し、朝鮮半島危機解決に関する意見を交換した。
南北朝鮮間で新たな紛争が勃発したのは、韓国側が、放送中継用機器を取り付けたことによるもので、北朝鮮側は「この機器は宣伝放送用のものだ」として強く反発した。北側は、この機器を48時間以内に撤去するよう求める最後通牒を韓国側に伝えたが、モスクワ時間で土曜日午前11時、交渉がスタートする1時間前に、その期限は切れた。