モロッコ出身のアユブ・アリ・カザニ容疑者(26)は過去8年にわたりスペインに滞在。カザニは最初は首都マドリッドに暮らしたあと、ジブラルタル海峡に接するアルヘシラスへと移った。3年間で3度の逮捕歴があり、麻薬取引でも捕まっている。そのほかスペイン警察の発表では、カザニ容疑者は急進的イスラム運動に関与していた疑いがもたれている。
カザニ容疑者はパリ行きの急行列車内で発砲し、米軍人2人を含む3人に怪我を負わせた。米軍人らはカザニ容疑者に襲い掛かり、縛り上げた。軍人らは怪我を負い、病院に搬送されている。
列車銃撃テロの後、フランスとベルギーでは安全対策レベルが引き上げられた。ベルギーでは国境を越えて走る旅客用車両についてはランダムな車内検査が行われている。