ラヴロフ外相:歴史の改ざんは世界秩序の基盤を揺るがす

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ロシアのラヴロフ外相は、ロシア紙「ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)」と中国紙「人民日報」に掲載された自身の論文の中で、歴史の改ざんは、国連憲章に謳われている世界秩序の基盤を揺るがすと発表した。

ラヴロフ外相は以下のように指摘している-

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「こんちに我々は戦争の歴史を改ざんし、犠牲者と迫害者を同一視しようとする露骨な意図に直面している。これら全ては我々の国民を侮辱するだけでなく、国連憲章に謳われている現代の世界秩序の基盤をも揺るがしている。そのため、我々の国々が目指す方向で一つとなり、続いて歴史的真実を断固として擁護し、勝利の果実を守ることが極めて重要だ。この文脈において、中国の習近平国家主席がモスクワで開かれた記念行事に参加したことや、中国軍の部隊が赤の広場のパレードに参加した意義は、いくら高く評価してもしすぎることはない」。

ラヴロフ外相は、現在の複雑な国際情勢は、ハイレベルの不規則な変化の流れや、危機的現象の増加といった特徴を持っていると指摘し、このような状況では、将来の致命的なミスを避けるために過去の教訓を忘れてはならないとの考えを表している。

ラヴロフ以外相は続けて次のように指摘している-

「世界の運命をどこか一つの国あるいは複数の国の狭いグループが決めることはできない。ユーゴスラビア空爆、イラク占領、リビアでのカオス(混乱状態)、ウクライナでの兄弟殺し戦争などは、このような自明の理から離脱し、いかなる犠牲を払ってでも世界的優位性を手に入れ、それを維持しようとする意図、また他の国に独自の意見や意思、価値観を押しつけることが、どのような悲劇的な結果をもたらすのかを一目瞭然に物語っている」。

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