「季節性を控除した月から月への動向を見ると、ここではそれはおよそゼロだが、6月にはこれがゼロからマイナス0.1、7月にはゼロからプラス0.1だった。これら全ては非常に脆いのだが、どうやら我々は底付近に位置しているようだ」と大臣。
年換算GDPの縮小が6月の4.2%から7月の4.6%へ加速している事実については、大臣は、これを2014年7月の高い基準値と結び付けてみせた。
大臣の見方では、第4四半期の経済指標は著しく改善するが、それはあくまでも第3四半期の数値が低いことと関連した話である。
「たぶん、確実に、もう下へは行かないだろう。著しい改善があるかどうかというと、これは難しい。我々の考えでは、第4四半期、著しい改善はある。もちろんそれは基準値が低いことの効果が大きいのだが。第3四半期と比べれば、統計的にも大幅な改善があるかも知れない」と大臣。
2015年のGDPの全体的下げ幅は2.8%でなく3.3%になる見込み。2016年の成長予測は2.3%から1-2%に下方修正された。
「2015・16年の予測は下方修正する。今年は3.3%の縮小、2016年もやはり下方修正」と大臣。
経済発展省は、2015年の平均ルーブル相場予測も修正した。石油が1バレル52ドルであれば、1ドル61ルーブルになるという。