国際航空宇宙見本市「マクス-015」の会場で、コミャコフ最高経営責任者は「第三世代の新型機の製造に着手するが、その時期及び特徴に関し述べるのはまだ早い」と述べた。
彼の言葉によれば「パリョート」社はつい最近、第二世代の管制機の国の飛行テスト検査を終えた。来年には、そうした管制機のロシア軍への配備が計画されている、との事だ。
コミャコフ最高経営責任者は、さらに次のように述べた-
「その基本的な長所は、持久力だ。敵は、地上座標から分かる目標を破壊することはできるが、空中の目標は難しい。なぜなら、たえず展開する場所を変えるからだ。米国には、そうしたものがあるが、『最後の審判の日』の航空機と呼ばれている。その課題は、地上の通信インフラが失われてしまっているか、完全に破壊されてしまっているような絶対的な非常事態の際に、通信ネットワークを組織することにある。」
ソ連時代、イリューシン-86をベースにして戦略管制機イリューシン-80が開発され、全部で4機生産され、現在に至るまで使用されている。