コメルサント紙によれば、現在、連邦国庫貴金属宝石基金と財務省が状況調査を行っている。消失の情報が確証された場合、基金の評判には取り返しもつかないほどの打撃となる。
消失したダイヤモンドはあわせて15万カラット以上。すべて「セヴェルアルマズ」社がこの春に選別のために連邦国庫貴金属宝石基金に送ったもの。
連邦国庫貴金属宝石基金はダイヤモンド功績に選別をおこなっており、このサービスを商業ベースで提供している。このサービスを利用しているのはロシアでも2級クラスの企業。
コメルサント紙への情報提供者らは、この宝石横領の刑事犯罪の事実が確定された場合、連邦国庫貴金属宝石基金のみならず、ダイヤモンド鑑定に関わり、標準とされている全ての国家システムにとって未曾有の大打撃となると指摘している。