カーネギー財団が予測、パキスタンは10年後に第3の核大国に

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パキスタンは10年後、核兵器の保有量では米国、ロシアに続いて世界第3の核大国になるおそれがある。米「カーネギー国際平和財団」の表した報告書にはこうした分析が記された。

専門家らは、パキスタンが現在、年間最高で20発もの核弾頭を生産していることから、この生産速度が維持された場合、こうした展望は十分ありうるとの見方を示している。現段階ではパキスタンの核保有量はロシア、米国、仏、中国、英国についで6位。

パキスタン政府の高官の1人はカーネギー財団の分析評価を鵜呑みにしないよう呼びかけている。「フィナンシャルタイムズ」紙に掲載された高官の発言には、報告書の数値はかなり過大評価されており、パキスタンは責任ある核大国であって、途方もないことはしでかさないと約されていた。

パキスタンが核クラブ入りを果たしたのは1998年。パキスタンにとって地域の最大のライバル国であるインドが初の核実験を果たした数週間後だった。パキスタンもインドも核不拡散条約には加盟していない。

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