今年6月、「ガスプロム」、E.On、Shell、OMVの各社は、バルト海経由でドイツの海岸にロシア産ガスを年間550億立方メートル供給するガスパイプライン「ノルド・ストリーム-2」の2つの支線を共同建設することについて、覚書を締結した。
プロジェクトへの参加を公式に宣言している4企業、すなわちアングロ・ダッチ・シェル、オーストリアのOMV、ドイツのイー・オーエヌおよびWintershallはそれぞれ事業費の10%の株式を取得する。「ガスプロム」は手元に51%をとどめる。
残りの9%がもう一つの投資家(未定)のために残されている。有力なのはフランスのEngie(旧GDFスエズ)社であるとされるが、なお交渉は完了していない。
株主間契約は法的拘束力を持つものとなり、さらに、着工期限を含む、プロジェクトのスケジュールを定めるものとなる。
シェルのベン・ヴァン・ベルデン社長、Wintershallのマリオ・メレン社長、OMVのライネル・ゼーレ社長はウラジオストクのフォーラムに参加する予定である。