ルガンスク閣僚会議のゲンナジー・ツィウカロフ議長は今回の措置について、ウクライナ側からの経済封鎖と関連していると説明した。
ツィウカロフ氏によると、ルガンスク人民共和国では複数通貨システムが維持され、日常生活では今まで通りルーブル、フリヴニャ、ドル、ユーロが使用されるが、基本的な明細書などはルーブル建てで作成される。賃金、年金、社会手当の支払いもルーブルで行われる。
ルガンスク人民共和国ではこれまで、1ルーブル=2フリヴニャで計算されていた。今後、計画、予算、財政、税の報告もルーブル建てとなる。
世論調査センター「特別地位」の情報によると、ルガンスク人民共和国の住民52パーセント超が、ルーブルが同共和国の主要通貨になるべきだとの意見に賛成しているという。なお世論調査では、回答者の63・3パーセントが、買い物の際にルーブルで支払いを行っていることが明らかとなった。8月、ルガンスク人民共和国の為替市場では、ルーブルが約85パーセント占めた。