デイリー・ビースト紙が防衛機関の複数の消息筋の話を引用して伝えたところによると、消息筋の1人はペトレイアス氏から直接このことについて聞いたという。伝えられたところによると、退役将軍のペトレイアス氏は、同氏がイラクとアフガニスタンで使用した戦略と同じものを用いる意向。ペトレイアス氏は当時、テロ組織の過激な教義やジハード主義のイデオロギーに完全には同調していないより穏やかな平の戦闘員を西側の連合に引き入れることに成功した。
なおアナリストたちによると、ペトレイアス氏自身も、ISとの戦いではこの方法が上手く機能しないことを認めたという。またアナリストたちは、2001年9月11日の米同時多発テロの犯人はアルカイダであるため、米政府もペトレイアス氏の提案を受け入れることはないだろうとの見方を示している。
ペトレイアス氏は、対テロ作戦に関する米国の主要な専門家だと考えられている。ペトレイアス氏は、イラクおよびアフガニスタンで米国軍を指揮し、不規則な軍部隊形成に対抗するマニュアルを作成したグループも率いたことがある。