ロシアのマスコミが、ロシア登山家連盟報道部の情報を引用して伝えた。
登山家同盟の報道担当者マリーナ・スィヴォコニ氏は次のように述べた-「フアンドスュル山(6160メートル)のふもとまでロシア人登山家をサポートした現地ガイドによれば、ルチキン氏とイワノフ氏の遺体は、標高5300メートルの場所で発見された。2人は、斜面で亡くなっていた。悲劇の詳しい状況については、今のところ明らかではない。これは、すべての人々にとって大きな損失だ。2人は、その勇気ある行動によって、ロシアばかりでなく世界中の登山家の間で名前が知られていた。」
アレクサンドル・ルチキン氏は、登山の功労スポーツマスターの称号を持ち、国際的に権威あるPiolet D'Or賞 (2000 年)の他、ロシアでは2009,年と2013年に「黄金のピッケル」賞を獲得している。
またヴャチェスラフ・イワノフ氏も、登山のスポーツマスターで、2013年にヒマラヤのクスムカングル峰(6367 メートル)をルチキン氏と二人で踏破し、やはり「黄金のピッケル」賞を得た。
二人ともサンクトペテルブルグ出身だった。