ロシアのロケットランチャーに西側マスコミは唖然

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ヴォルゴグラード州南連邦管区での大規模軍事演習に現われた多連装ロケットランチャー、TOS-1「ブラチーノ」の砲撃は技術雑誌「ポピュラーメカニクス」の度肝を抜いた。「ポピュラーメカニクス」は「この戦車に装備されたロケットは町の8つの地区を一気に焼き尽くすことが可能」と書いている。

「ポピュラーメカニクス」の説明では、砲撃の際に標的の周辺に可燃液体が噴出され、これによって出来た雲が発火する。

「結果は破壊的。爆発力が増し、より高温で破壊力の強い攻撃波が長く続くだけでなく、標的付近は全ての酸素が飲み込まれてしまい、部分的に真空状態が出来上がってしまう。」

「ポピュラーメカニクス」は、「ブラチーノ」の技術的性能のために防空壕などに逃げ込んだ歩兵に対してこれが使われた場合、恐ろしいことになると書いている。24のロケットから一斉射撃が行われた場合、200メートル×400メートル四方は完全に破壊され、「穴の内部にいた者らにとっては地上の地獄絵と化す。」

「ブラチーノ」はシベリアのオムスク「交通機械製造設計局」で1979年に開発された。ソ連軍に配備されたのは1980年。初めて実戦で用いられたのは1988年から1989年のアフガニスタン戦争。

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