17日、ウィーンでIAEAの第59回総会会議が行われ、そこで福島原発の影響について基礎的な報告書が明らかにされた。
IAEAのデニス・フロリ副事務局長の報告は以下の通り。
「日本は様々な施設に放射能レベルを計測するため、すでにロボットを送り込んだが、ロボットのエレクトロニクスが極度に高い照射を受け、何の結果も得られなかった。このため、より強度の強いロボットが必要であり、放射能レベルが下がるための時間も必要であり、燃料のある場所がいかなる状態であるにせよ、これをきれいにするための根本的に新たな技術を持つ必要がある。
そのあと、燃料の位置がはっきりしたときにそこに入って、燃料を取り除くための技術と機械を開発せねばならない。これを行う際は、オペレーション全体の安全が保証されるようでなければならない。これにはある程度の年数がかかる。エンジニアとしての経験からいうと数十年かかると思う。」