イクラを輸出する権利を得るためには、チョウザメを養殖する企業全体をカバーする登記システムを創り、国際スタンダードに準拠した倫理規範を構築する必要があった。
ソ連から日本にチョウザメがもたらされたのは1983年のこと。一連の実験の末、2000年代初頭に養殖が開始され、2013年からは国内市場での販売が始まった。養殖は主に九州の宮崎県で行なわれている。2014年度は60kgを売り上げた。価格は品種によって異なり、宮崎産高級種なら20g缶で1万3000円する。
今年は国内で200kgを売り上げる見込みで、輸出は来年から。