現在は技術の改良について討議が行われているという。開発には同センターと中央設計局「アイスベルグ」およびロスアトム傘下の「アトムフロート」社が共同で取り組んでいる。
新型砕氷船は「リーダー」と名付けられた。北極航路に就航可能なのはもちろん、より北極に近い高緯度帯でも、天候を問わず稼働できる。船体は、長さ200m、幅50m、喫水13m。出力は120メガワット。厚さ4mの氷を砕き、幅44-50m、最大排水量10万トン、最高速度10ノットの後続船を先導できる。ノーヴァヤ・ゼムリャー群島の北端に位置し、バレンツ海とカラ海を分つジェラーニエ(希望)岬からベーリング海峡までをルートとする。
先にドミートリイ・ロゴジン副首相は、「北極におけるロシアの覇権を確固たるものとする国産スーパー原子力砕氷船が来年末までに仕上がる」と発表していた。