移民の大半、4300人は、イタリア海軍と沿岸警備、「国境なき医師団」、EUの地中海海軍作戦EUNAVFOR Medに参加中だったドイツおよび英国の船による合同救助活動で救出された。この演習は7月22日から行われており、移民の不法輸送をせきとめることを目的としている。
残りの300人はギリシャ沿岸警備により救助された。救助された移民たちは間もなくイタリアの港に届けられる。
今年に入ってからEUには50万人以上の移民が入り込み、毎日その数は数千人単位で増加している。欧州委員会によれば、今度の移民危機は戦後最大のものである。
来週、23日には、移民危機を話し合うEUサミットが緊急開催される。
移民の流入を危惧する欧州諸国は国境管理を強め、障壁を設けている。それでも移民の流れは止まりそうにない。