エア・カナダ機のパイロットは、7歳のフレンチブルドック「シンバ」が預けられていた貨物室の暖房システムに故障が発生したため、ドイツのフランクフルトへ行き先を変更した。フランクフルトの空港で、「シンバ」とその飼い主は、トロント行きの別の便に乗り換えた。「シンバ」の飼い主は、旅客機の乗員に感謝の意を表し、フランクフルトで乗り換えた後、「この犬は私の子供のようなものです。この犬は私にとって何よりも大切なものです」と語った。
航空専門家のフィル・ダービー氏は、行き先変更によって1万ドルの燃料費がかかり、75分の遅れが出たが、パイロットの判断は正しかったと指摘している。