「我々は北方領土は討議していない。日本の北方領土もロシアの北方領土も等しく我々の対話の題材ではない」「両国首脳が合意し、議題に上がっているのは、平和条約締結という問題だ」とラヴロフ外相。
ラヴロフ外相によれば、歴史的現実をはっきりさせることなしには、ロシアも日本も平和条約問題で前進することは出来ない。
「この問題で一番の躓きの石となっているのは、まさにこの歴史という側面である。対話は続けねばならないが、歴史的現実をはっきりさせることなしには、我々は前進できない」とラヴロフ外相。
「ロシアのアプローチは、これまで達成された全ての合意に準拠する、というものだ。その姿勢は今も変わらない。この問題で前進を見るには、日本が戦後の現実を全面的に認めること、具体的には、国連憲章の全文を受け入れることが不可欠だ」とラヴロフ外相。