レピク会長は、次のように述べた―
「我々にとって、投資協力と並んで、技術協力をもっと積極的に進めるようにする事が、原則的に重要だ。技術移転部門でのプロジェクト促進を支援する事が、会議おいて議題の一つとなるだろう。つまり日本とロシアの企業間でもっと多くのライセンス契約が結ばれれば、技術協力領域で新たな合弁企業ができる可能性があるという事だ。
今回の政府間委員会会議は、日本の実業界にとっても、またロシアの実業界にとっても、待ちに待ったものだ。政府間委員会の実業分野での作業の基本的論理は、ロ日企業間の協同行動を活性化するという事だ。かつてはやはり、エネルギー産業を筆頭とした巨大プロジェクトに、政府協力や国家レベルでの協力の基本的注意が集まった。
現在日本の企業は、ロシア経済において非常に限られた存在である。その数は、例えば、中国で活動する日本企業の数の75分の一、ベトナムの3分の一にしか過ぎない。我々は、こうした状況を変えたいと思っている。そうした事を、会議では話し合ってもらいたい。」