ウクライナ国家安全保障国防評議会のサイトによれば、同評議会の議長とNATOのストルテンベルグ事務総長は戦略的コミュニケーションについてのパートナーシッププログラムのロードマップに調印した。ウクライナ国家安全保障国防評議会の報道部は、プログラムは『ロシアのプロパガンダに対抗」するためのものと指摘し、「現代の挑戦に対抗する重要な分野で我々の関係の深化を想定したものであり、我々の協力関係が新たな、より実践的段階へ移ったことを物語るもの」と書いている。
ポロシェンコ大統領はこれより前、NATO加盟についての国民投票の実施は、ウクライナに必要な改革が終わり次第、決定することを明らかにしていた。
ウクライナ議会はウクライナがNATO陣営に加わらない地位を退けていた。ウクライナの新軍事ドクトリンはNATO加盟路線の刷新を見越したもの。ウクライナは2020年までに、NATO加盟国の軍に完全に並ぶ軍事力を保障せねばならない。これに対して専門家らの中からは、ウクライナはこの先20年はNATO加盟要請は行えないという推測が挙げられている。