吉田進氏:ロシアとの平和条約で日本は戦後レジームを脱却できる

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ロシアと平和条約を結ぶことにより、日本は戦後レジームからの脱却に一歩を進める。リア・ノーヴォスチの取材に対し、環日本海経済研究所理事長でロシア科学アカデミー極東経済課の名誉教授、吉田進氏が述べた。

氏は岸田外相のモスクワ訪問との関連で、「戦後レジームから脱却するための最重要外交課題のひとつが、ロシアとの平和条約締結である」と述べた。
吉田氏によれば、「安倍首相はこの問題を自らの使命と見定めている」。

安倍氏が自民党総裁に再選され、自動的に首相を続投することになり、今後3年間は、こうした路線が継続されることになった。

岸田外相は20-22日の日程でロシアを訪問し、ラヴロフ外相などと一連の会談をもった。外相会談では外務次官級協議の再開で合意がなされた。

吉田氏によれば、「見解の相違はあるが、ラヴロフ外相が双方に受け入れ可能な解決を模索すると述べたことは高く評価すべきだ」。

ロシアからは、10月にアルカージイ・ドヴォルコヴィチ副首相が、11月には貿易産業省のデニス・マントゥロフ大臣率いる代表団が日本を訪問する予定。吉田氏は、これら訪問は今後の両国間の持続的対話のために非常に重要だ、と見なしている。ならびに、これら訪問は、ロシアと日本の経済協力を発展させ、極東を先進発展地域とし、ウラジオスオストクを自由港とする計画への感心を高めるためにも重要である、と吉田氏。

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