米国防総省の情報では、「新シリア軍」所属の戦士らは「アル=ヌスラ戦線」に制圧されている地域を安全に通行するために与えられたピックアップトラック6台を弾薬ごとイスラム過激派に明け渡した。「これが事実なら、シリア反体制派への訓練・武器支援協定への違反だ」とライダー氏は語る。
9月23日、「トルコの訓練場で米軍から訓練を受けたシリア反体制派戦士らがアルカイダに寝返っている」との情報が流れた。米軍中央軍はこの情報を即日、否定した。
シリア戦士訓練プログラムは米国が有志連合に連なるトルコやヨルダンと共同で行っている。国防総省によれば、9月19-20日、訓練を終えた戦士70人がシリアに帰還した。この戦士らは有志連合の指揮下に入らず、イスラム過激派側の戦列に加わるという。