看護師のベッティーナ・ハルベイさんは、ニーハイム市にある公営住宅に16年間住んでいたが、市当局がこの公営住宅を難民のための収容施設として使用するため、退去を余儀なくされた。
51歳のハルベイさんはフェイスブックに次のように書き込んでいる-
「町には空き家がたくさんあるのに、いったいどのような根拠で、避難場所を探す人たちを受け入れるために、居住者との賃貸契約を解約するのだろうか?」。
ハルベイさんは、3階建ての公営住宅の面積90平方メートルの部屋に住んでいた
9月初旬、ハルベイさんが住んでいた公営住宅の住民は、「所有者の要請により」立ち退きの通達を受けた。
通達では、3つある難民収容施設が一杯になってしまったため、市は、難民受け入れのために別の場所を確保する必要がある、と述べられており、7ヶ月以内に立ち退くよう求められている。
今年はドイツに約80万人の難民がやってくると予測され、今年1─6月だけで21万8221人が入国した。