「米国は、有志連合の『イスラム国』空爆は国連安保理の承認を必要としない、との考えのようだが、ロシアから見てそれは国際法違反だ。こうした行動は国連憲章に厳格に則り、関係諸国の同意のもと、国連安保理の支持を受けた上でとられねばならない。そう我々は確信している。
外交・軍事当局ともに、共同して行動する意欲は持っている。こうした問題が実務レベルで何度も、定期的に討議されたなら、我々皆に突き付けられている複雑な問題も容易に解決されるようになるだろう。
私もケリー氏も、明日の首脳会談に大いに期待している。互いに胸襟を開いて話し合い、前進の糸口をつかみたいところだ」
ラヴロフ外相は以上のように述べた。