討議の始まる前にはランチがとられる慣わしであるが、それに向けたシェフたちの準備は1月から始まっていた。
ロペス氏によれば、国連はクラシカルなフランス料理を得意としている。「パーチメント紙で包み焼きにした子牛やモスリン鶏のムース、フォアグラなどをお出しした。お歴々は、子羊、子牛、フィレ・ミニョンなどがお好きなようだ。少なくとも私が着任してこの12年間というものはメニュー上に存在している」とシェフ。
メニューは一部参加者の個別的な要求(食習慣上の要求、菜食主義であるか否かなど)をも考慮しながら考案され、シェフや審査員などで試食し、どれを採用してどれを採用しないかを決める。今回の場合は、メニューが最終決定されたのは7月下旬のこと。