「ロシア、トルコ、米国、サウジアラビアおよびイラン。この5つの国がシリアの紛争解決の鍵を握っている。だが未だに一方の側が他方と合意に至ることはなく、現地での変化を待つのも望みがない。」パン事務総長は国連総会の全体的な政治討論を開けるにあたって、こう語った。
「4年の間、国連安保理や他の国は外交力を発揮できず、これにより危機はとうとうコントロールの域を超えてしまった。」パン事務総長はこう付け加え、さらに「シリアの状況は国際刑事裁判所で検討されねばならない」と語った。
国連本部では今日、28日、全体的な政治討論がスタートした。これは毎年の国連総会で主要なステップとなるもの。10月3日まで続く討論は、モーエンス・リュッケトフト第70回国連総会議長によって開始が宣言された。その後、パン事務総長の演説が始まっている。