報告書の中では今回、ロシア国内の競争力及びビジネス・コントロール面での改善が評価されており、これには、国内ビジネスのためによい条件を作り出そうとの政府の試みが反映している。
その一方で専門家らは、ロシアのマクロ経済状況に、2014年末の通貨危機後、国が陥った不況が強い影響を与えた、と見ている。また報告書は「プロセスは、国内需要の落ち込みと経済制裁、今後の鉱物資源価格の不透明感により悪化しつつある」と指摘している。
ランキングのトップ3は、昨年に引き続き、スイスが7年連続で1位を占め、シンガポール、米国が続いた。日本は6位だった。
なおランキングの下位3カ国は、モーリタニア(138位)、チャド(139位)、ギニア(140位)とアフリカ諸国が占めた。
ウクライナは、76位から79位に転落、3つ順位を落とした。