ラヴロフ外相は、次のように伝えた―
「我々は、自国民と戦っている側を支持していない。我々は、テロリストと戦っている。米国を筆頭とする、英国・トルコなどの国際有志連合は『IS(イスラム国)』及びその他のテログループを自分達の敵だと説明している。我々ロシアも、同様である。国際有志連合と同じものを、攻撃している。
ロシアの空爆が、『IS』や『ヌスラ戦線』、そして国連安保理事会あるいはロシアの法律がテロリストと認定したその他のグループ以外に対し、なされる事はない。」
このように述べたラヴロフ外相は「ロシアは『自由シリア軍』をどうとらえているのか」との記者の質問に対し「ロシア政府は、彼らをテロリストとはみなしていない」と述べ、次のように強調した―
「シリアにおける空爆の標的となるのは『IS』の管理下にある武器庫や燃料貯蔵施設だ。なおロシアは、クルド人義勇兵らに武器を供給している。ロシア政府がこれまで何度も表明してきたように、彼らは、現地でテロリストらと戦っている数少ないグループの一つである。」