TV「ロシア24」に出演したハッダド駐ロシア大使は、ロシアの空爆開始に対する非難に答えた中で、次のように指摘した―
「有志連合を作った米国のやっていることを見て頂きたい。彼らは、シリア軍といかなる連携もせず行動し、状況も分からないまま空爆してきた。その結果、シリア北部では、石油ガス関連施設が破壊された他、インフラ施設、いくつかの文化遺跡も破壊されてしまった。一般市民も、米国による空爆に苦しんでいるのだ。
その一方で、ロシア軍が行っている空爆は『IS』の陣地に対する選択的なピンポイント攻撃であり、我々は、テロリストがいる場所の正確な座標、及びデータを彼らに渡している。
ロシアの軍事的プレゼンスは、国際法に従ったもので、テロリストと戦うため必要不可欠なものだ。現在これは、優先的問題だ。
ジャングルの掟に従いたい者は、傍観者として残るべきだ。正義の復活を望み、主権と平和、安全のために戦いたいと思う者は、ロシアを支援し、テロリズムという悪に対抗すべきである。」