アバーディ首相は9月30日に表した声明で、(米国主導の連合軍と同様)ロシアがイラクのISとも戦ってくれるのであれば、イラクはこれを歓迎すると語っていた。
(以下、CNNテレビの放映したイラク首相の声明)
イラクのアバーディ首相:「これは間違いなく我々にとって益のあることだ。思い出してほしい。ISはシリア領内からイラクを攻撃した。そして(ISとの紛争は)人道面で著しく影響を及ぼしている。市民が殺され、誘拐され、奴隷化されたからだ。この中には婦女子もいる。このため我々のIS対策にさらに他の誰かが加わってくれるとすれば、我々はこれを歓迎するだろう。」
CNNニュース司会者:「モスクワのマシュー・チャンス記者、この先、(ロシアの対IS作戦は)本当にイラクへ波及するだろうか?」
マシュー・チャンス、CNNモスクワ特派員:「驚くべきことだ。本当だろうか? これはイラクの首相自らがロシアに対し、イラクに取り組むよう呼んでいることになる。なぜならロシアはシリアに取り組んでいるからだ。
ロシアのシリア作戦第1日めがあらゆる方面から見て、それが計画されていた通りに進んだことは間違いない。それにロシア国防省もあなたの指摘どおり、その日の終わりにかなり詳細な声明を表しており、8箇所の標的の破壊に成功したと述べている。これらはすべてISに所属するものであり、武器弾薬倉庫、燃料倉庫、戦闘機器、司令塔が含まれている。ロシア国防省は標的は全ては買いされたと語っている。」