ブルコフ氏の訴訟は、モスクワ市裁判所で審理された。論争が起こったのは、2013年。ブルコフ氏は、Gmailで、計画していたストラスブール旅行についてやり取りした。その時、ブルコフ氏は、ホテルやビザサービスなどの広告表示に気づいた。ブルコフ氏は、グーグルがブルコフ氏のメールを読んで旅行の計画を推測したと考え、グーグルに対してこのような行動をやめるよう義務付けることを裁判所に訴えた。
コメルサント紙によると、結果、ブルコフ氏は、通信の秘密の侵害に対してグーグルから5万ルーブル(9万円超)の賠償金を受け取った。
ブルコフ氏は、次のように指摘している-
「もしロボットによってスキャンあるいは解析されたメールが人間の手に渡らなかったとしても、次なる『スノーデン氏』が、ロボットによって解析されたメールをコピーして、自分の利益のために利用しないという保証はない」。