5日、ロシアの襲撃機、戦線爆撃機は、これまでにロシア諜報手段がシリア領内に発見していたISの後方インフラ、管制塔、軍事機器の倉庫へのピンポイント攻撃を続けた。
爆撃機Su34はアレッポ県デイル・ハフィル近郊およびエル・バブにあるISの司令部、管制塔を破壊した。正確な攻撃によりIS野戦司令官らが潜伏していた施設は破壊されている。
ホムス県東部のタドモル市近郊ではSu252機およびSu24M1機がISの軍事機器が集中する2つの地区を空爆している。
これにより約20機の中型戦車T55が殲滅。いずれもISがシリア軍から奪ったもの。弾薬および軍事機器の燃料が爆発し、複数の箇所で火災が発生している。
ロシア空軍がISの軍事機器の集中箇所に空爆を行なったのはこれが初めてではない。
イドゥリブ郊外の森林地帯でもISの自動車、走行車両、戦車およそ30台が殲滅されている。
ホムス県タドモル近郊ではSu24Mが砲兵団の陣地のひとつを攻撃し、マルチロケットランチャー3台、野戦用弾薬倉庫の破壊に成功している。
同じ場所で爆撃機Su25はISのエンジニアリング機器が集中する地区を空爆し、この結果、ISがシリア軍から強奪していたエンジニアリング兵器および機器が殲滅された。
タドモル近郊でロシア爆撃機はISの弾薬庫2箇所を空爆した。そのうち1箇所はソーラー油向上の敷地にあったもの。
Su252機はジェベリ・バトゥラの山岳地にある管制塔およびテロリストの交信施設と、ダマスカス県ジェベリ・ムガル山脈にあったISの司令部を攻撃している。
ビデオはアレッポ県デイル・ハフィル市郊外のIS司令部への空爆を撮影したもの。
この映像ではホムス県のIS弾薬庫への空爆の模様がわかる。