新聞報道によれば「今年前半にEUに到着した移民40万人以上は、難民認定を受けておらず、その事は、EU首脳にとって、人道的政治的に大きな問題を引き起こすだろう」との事だ。
新聞「タイムス」は、さらに次のように報じている―
「EU当局は、もしナイジェリアやエリトリアといった国々が、経済移民の帰還を拒否するのであれば、援助や、貿易及びビザに関する合意を撤回すると警告している。こうした提案は、移民達が強制送還から逃れないように、EU諸国内の何千人もの移民を拘束する事を規定している。」
EUの国境管理機関「フロンテクス」の最新データによれば、9月末の状況で、EU領内に、およそ3万の移民が到着した。欧州委員会は「世界が現在直面している難民危機は、第二次世界大戦後最大のものだ」と受けとめている。