それによれば「イラクは、ロシアが我々の国における対IS撲滅作戦において、米国よりも大きな役割を持つよう欲している」との事だ。
ロシアのドミトリイ・ペスコフ大統領報道官は、月曜日「過激派グループISとの戦いにおける軍事援助について、イラクからロシアに何らかのメッセージが届いたという事について、自分は関知していない」と述べた。
また火曜日、上院・連邦会議のヴァレンチナ・マトヴィエンコ議長は「ロシアは、もし然るべき要請が届けば、イラクにおける対IS撲滅作戦への航空宇宙軍の参加の政治的軍事的妥当性を検討するだろう」と明言した。
先にイラクのアバーディ首相は、TV「France 24」に出演した中で「我々は、イラクでのロシア空軍の作戦を歓迎するだろう」と述べている。
9月30日から、シリアのアサド大統領の要請に応じて、ロシアは、シリア領内のISの基地や施設に対するピンポイント空爆を開始した。ロシア国防省のデータによれば、ロシア軍機は、IS戦闘員の管理システムや、武器弾薬庫などをかなり破壊したほか、自爆テロ訓練施設にも大きな損失を与えた模様だ。