中央銀行の公式発表では「CIPSの運用開始によって、人民元でのクロスボーダー決済の効率を高め、国際規模での人民元使用を促すだろう」とのことだ。
SWIFTに代る国際決済システム創設の声は上がっているものの、現時点で、人民元での決済は、全体の2,79%にしか過ぎない。
IMFは、2015年11月、つまり来月から予備通貨バスケットの見直しを、今後5年の間に実施する計画だが、人民元は、70%の支持を受けた場合、予備通貨として認定される可能性がある。
先に中国のリ・クーチアン(李克強)首相は、2015年末までに、人民元の国際決済システムの運用をスタートさせると明言していた。