#SYRIA: Flight of #Kalibr cruise missile filmed by #UAV, which monitored airstrike on #ISIS militants near #Tamana pic.twitter.com/Jg6etfi5we
— Минобороны России (@mod_russia) 8 октября 2015
「カリブル」は、超音速対艦ミサイル「オニキス」用の万能砲撃装置で、様々な用途及び距離の3つのタイプの亜音速(音速に近い速度)巡航ミサイルである。なお、そうした場合に使用されたものは「3М14」という分類記号がつけられている。以前それらは、演習時にのみ発射されていた。
ロシアの軍事専門家によれば、シリア領内に達するために、ミサイルは、イラン及びイラクの人がほとんど住んでいない地区の上空を、地形を考慮に入れながら、高度およそ50メートルで低空飛行した。全部で26発のミサイルが発射された。
10月7日までは、ロシアにこうした、米国の「トマホーク」のようなミサイルがある事は、世界で殆ど知られていなかった。国際航空見本市では、ミサイル技術の拡散が厳しくコントロールされていることから、飛行距離が本質的に短い、300キロ程度の「3М14」ミサイルの輸出タイプのみが展示されていたからだ。
ロシアがそうした兵器を保有している事は、中東地域の勢力図を大きく塗り替える。例えば、2600キロ飛行可能な「3М14」の攻撃半径には、特にアラビア半島のほぼ全域が含まれる。
現在ロシアを除いては、米国と英国だけが、艦船及び潜水艦から飛行距離1000キロ以上のミサイルにより、沿岸の標的を攻撃する力を持っている。