ウクライナ大統領「ロシアはシリアでISを殲滅し、世界秩序を崩壊させている」

© REUTERS / Gleb Garanichウクライナのポロシェンコ大統領
ウクライナのポロシェンコ大統領 - Sputnik 日本
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ウクライナのポロシェンコ大統領は、シリアでテロ組織「IS(イスラム国)」の拠点に対して空爆を開始したロシアは、「安全保障の世界的秩序」を不安定化させているとの考えを表した。

ポロシェンコ大統領は、BBCのニュース番組「ニュース ナイト」のインタビューで、シリアにおけるロシア空軍の作戦を、「15ヶ月前にロシア兵が現れた」とするドンバスの状況にたとえ、「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、グローバルな不安定性を望んでいる」と述べた。

一方でポロシェンコ大統領は今回も、ウクライナにロシア軍が存在するとする証拠を一切提示しなかった。

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ウクライナ大統領 ロシアが「イスラム国」を不安定化しているとして訴える
ポロシェンコ大統領によると、プーチン大統領は「経済問題と国内の支持を失った」ため、世界的大混乱を目指しているという。

なおポロシェンコ大統領自身の支持率だが、最新の世論調査によると、ウクライナでポロシェンコ大統領を完全に支持しているのはわずか3パーセントで、完全に支持していない人は33パーセント、恐らく支持していないとする人は34パーセントだった。

ロシアは9月30日、シリアのアサド大統領の要請に従い、シリアでISの拠点に対するピンポイント空爆を開始した。空爆では、戦闘爆撃機スホイ25、前線爆撃機スホイ24M、スホイ34が使用されており、戦闘機スホイ30SMがこれらの航空機を空から援護している。

なお2014年月からシリアでISの拠点に対して空爆を行っている米国主導の有志連合は、国連安全保障理事会を迂回し、シリア政府とも行動連携していない。

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