プヤンネ最高経営責任者は、国際協力銀行など、日本の複数の銀行と交渉のため、このたび日本を訪問した。これは、西欧諸国が対ロシア制裁を活発化した事により、必要となったものだ。
トタルは、日本の銀行から、プロジェクトで予想される出費のほぼ半分に相当する額の融資を得たいとしている。
プヤンネ最高経営責任者は、一方で、トタルは日本の銀行だけでなく、中国やロシア、欧州諸国の金融機関とも交渉中だと伝えた。なおプヤンネ氏は、銀行から得たいと望んでいる融資の期限については、数か月と述べるだけで具体的には言及していない。
「ヤマルLNG」プロジェクトの枠内では、将来1650万トンの液化天然ガスを供給する最新設備の整った工場の建設が見込まれている。
なお新工場の稼働は、早ければ2017年にも予定されている。