福島第1原発は事故から4年たち、地震と津波の被害を受けた原発施設も一部は修復されつつある。だが原発から12マイル圏の放射線レベルは依然として人体に危険な状態のままだ。
原発事故の直後、付近住民16万人以上が避難させられた。そのうち12万人が未だに自宅に帰ることができない。
写真家のアルカディウシュ・ポドニエシンスキ氏は立ち入り禁止区に入り、撮影を行った。それをここにご紹介したい。
「私の目的は閉ざされたゾーンの本当の状況を伝えることだった。双葉町、浪江町、富岡町はゴーストタウンだ。ここを支配する空虚は見るものを戦慄させ、数十万人を襲った悲劇を語っている。」

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© 写真 : Arkadiusz Podniesinski/REX
放置されたままの自動車、草が生い茂るまま。

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© 写真 : Arkadiusz Podniesinski/REX
昔ここに本当に道路があったのだろうか。それとも草はらだったのだろうか。

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スポーツ施設は床が抜けた。

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テレビの墓場。

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レストラン、お客を待っている。

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自然の力は人類の文明より強い。

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センサーは頑として放射能の存在を示し続ける。

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店内では床に散乱した商品が埃にまみれている。もう買う人はいない。

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オートバイ、乗っていた人はいずこ。

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© 写真 : Arkadiusz Podniesinski/REX
ここには命が生まれようとしている。農場主はここに戻り、牛を飼うことを決めた。2011年の出来事を思い出させているのは地震が地面に残した傷だけ。
