先に英国のタブロイド紙「デイリースター」は、匿名の関係筋の言葉として「生命の危険にさらされた場合には、イラク上空でロシア機を攻撃する許可が、英国空軍のパイロットに与えられた」と報じた。
こうした記事へのコメントを求められた、ロシアのヤロヴェンコ駐英大使は、次のように答えている-
「こうしたマスコミ報道を憂慮している。なぜなら、元閣僚の発言の引用だからだ。すぐに、英国外務省に説明を求めた。同時に、イラク上空で英国機とロシア機が交戦する可能性があるなどとの仮定は、理解できない。よく知られているように、イラク領内での『IS』掃討作戦には、ロシア軍機は参加していないからだ。さらに英国機は、シリア領内での『IS』に対する有志連合による空爆には参加していない。」