この発案について、合法性および政治的抵抗調査センターのエヴゲーニー・ヴェネディクトフ所長が明らかにした。それによれば、プログラム「デーモン・パプラサ」に手が加えられ、これが現在ソーシャルネットにいる急進主義的グループを積極的に割り出し、分析している。
ヴェネディクトフ所長は「2016年からプログラムはソーシャルネット内でISの募集係に属す可能性のあるアカウントを割り出す。調査センターの専門家らはこうしたユーザーにアラブ語によるメッセージを送り、そのあと返事をもらうと、その言語鑑定を行なう。」と語っている。
開発者からの情報によれば、ISの募集係と思われる人物にはインターネットのウェブアドレスが送られ、それに入ると募集係らしき人物はプログラムの作成者らに自分のIP、オペレーションシステムのバージョン、ブラウザー、プラグインを渡してしまう。こうしたパラメーターを入手することで、専門家らはコンピュータへの完全なアクセスを手に入れることができる。
このプロジェクトには宗教学者やアラブ学者らもすでに参加しており、ソ-シャルネット上の不審人物の特定にあたるほか、ITの専門家もIアドレスからテロリストと見られる人物特定を行なう。