同省の声明には、新ストラクチャー構築によって取引から第3の方向を排除することができる。現在、中国から北朝鮮への輸出のおよそ3分の1がロシアの製品で成り立っている。(現金化した場合、ほぼ9億ドルに相当。)アレクサンドル・ガルーシキン東方発展相は、他国の仲介を縮小することで商品価格の切り下げのみならず、供給の質のコントロールも行なえると指摘している。
「アジア・トレードハウス」によりロシアと北朝鮮は取引のフィールドをシンクロさせ、国家通貨による決済が可能となる。
ロシアでは2月4日、朝鮮民主主義人民共和国貿易経済協力ビジネス評議会が発足。同評議会の主たる目的はロシアの企業に北朝鮮領内でのビジネスパートナー模索を助力すること。
2014年の両国の貿易取引量は9230万ドル(1年で18.1%ダウン)。2020年までにロシアと北朝鮮は貿易取引高を10億ドルにまで引きあげる計画。