インドは日本と米国を騙しているのか?

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14日、インド洋北東部のベンガル湾で、印米日の合同海上演習「マラバール」がスタートした。ロシアの専門家たちは、演習に参加するインドと米国の目的は異なっているとの見方を示している。

「マラバール」は、米国とインドが両国の防衛協力を強化するために1992年に始まった。2007年に日本が参加したが、中国は強く抗議した。米国は当時、「G2」プロジェクトの枠内で中国を自国の同盟国にしようとしていたため、中国の不満を考慮し、日本を「マラバール」から排除した。しかし中国は、米国との二カ国同盟形成構想にそそのかされなかった。そして今、米国は中国をアジア太平洋地域における主なライバルとみなし、日本が再び、「マラバール」に招かれた。

ロシアの報道機関によると、日本の複数の専門家たちはこの出来事を、日本とインドの海上協力における「ターニングポイント」と性急に呼んだ。一方で戦略技術分析センターの軍事専門家ワシリー・カシン氏は、この海上演習が、地域で反中ブロックを形成するという日本、ましてや米国の計画を実現に近づかせることはできないだろうとの見方を示し、次のように語った-

「インドと日本の間には戦略対話が存在している。また日本とインドが軍事コンタクトを確立してから長い年月が経過している。しかし実際には、まだ現実的な協力について話は及んでおらず、話し合いが行われているのは、両国の協議、コンタクト、連絡などの拡大だ。インドと日本には、力を注ぐ共通のポイントがある。それは南シナ海だ。インドは南シナ海における自国のプレゼンス、ベトナムをはじめとした東南アジア諸国との軍事技術協力を拡大している。なお日本と米国も同じことを行っている。日本と米国の最大の課題は、インドを反中同盟に引き入れることだ。しかし、インドもそれをよく理解しているようだが、インドはあまり関心を持っていない。今、インドと中国の関係発展、活発化がみられており、両国は協力を拡大している。そのため、中印関係の発展が脅威にさらされることはないだろう。インドが主に目指しいているのは、完全な独立性を維持し、いかなるグループにも加わらないことだ」。

恐らく、領有権争いと関連した中国との複雑な関係を考慮した場合、これはインドにとって簡単な選択ではないだろう。なぜならこの争いが、英国、すなわち西側の狡猾な植民地政策を生み出したからだ。しかし今は、同じ西側でも米国がこの領有権争い、そして他の国と中国の領有権争いを、自国の立場を強化し、中国を孤立させるために利用しようとしている。インドはその事をよくわかっているようだ。なぜならインドは、米国と日本との合同演習を、西側の技術を学ぶための手段としてとらえようとしているからだ。それ以上の意味はない。

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